FactSet Global Space Economy Index(ファクトセット グローバル 宇宙経済 インデックス)

2021年6月22日

FactSet Global Space Economy Indexへの連動を目指す投資信託「SMT MIRAIndex 宇宙」が2019年12月から運用を開始しましたね。そこで、「FactSet Global Space Economy Index」について解説します。

宇宙関連産業や宇宙技術の銘柄を組み入れ

この指数は宇宙関連産業や宇宙技術に注力している銘柄を組み入れる指数です。対象は世界48の取引所に上場している銘柄です。48の取引所ということでNasdaqやNYSEだけでなく東京証券取引所も対象となっています。

利益率が低い企業は組み入れられない

GPAという指標を取り入れて銘柄を選定しています。GPAとは総資産に対する売上総利益(いわゆる粗利益)の割合のことです。この指標を取り入れることで、まだ利益を上げられていない初期段階のベンチャー企業や衰退している企業の組み入れを防ぐことができます。毎年組み入れ銘柄が見直されます。

また、組み入れ銘柄が最低20と決まっているため、極端に少ない銘柄数になることはありません。

ウェイトは時価総額加重方式

ウェイトは浮動株調整後時価総額加重方式です。半年に一度リバランスを行うそうです。浮動株調整後時価総額があまりにも大きくてウェイトが5%以上になる銘柄は5%を超えないように調整されます。

リアルタイムでのIndex値はSolactiveで提供

Solactive社がFactSetから依頼されてリアルタイム値を算出しています。USDベースであればこちらで確認できます。

組み入れ上位10銘柄

NASAが民間企業を利用することでコスト削減を進めていることもあって宇宙産業はアメリカ企業が多いです。そういったこともあり、上位10銘柄は8銘柄がアメリカの企業となっています。

銘柄国・地域業種
TEXTRONアメリカ資本財
TELEDYNE TECHNOLOGIES INCアメリカ資本財
HEXAGON AB-B SHSスウェーデンテクノロジー・ハードウェアおよび機器
GARMIN LTDアメリカ耐久消費財・アパレル
BAE SYSTEMS PLCイギリス資本財
AMETEK INCアメリカ資本財
HONEYWELL INTL INCアメリカ資本財
TRANSDIGM GROUP INCアメリカ資本財
NORTHROP GRUMMAN CORPアメリカ資本財
L3HARRIS TECHNOLOGIES INCアメリカ資本財
2021年5月現在

注意事項

参考資料

Factset公式サイト

SMTAM公式サイト

当記事について

当記事は閲覧者に情報を提供することを目的としており、金融商品の勧誘を目的としたものではありません。

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当記事の執筆に際して、指数提供会社・運用会社・販売会社との金銭のやり取りは一切ありません。

執筆者は「SMT MIRAIndex 宇宙」を全個人資産の2%未満保有しております。ただし、当記事は自身が保有する金融商品の価格操縦を目的としたものではありません。